■ XFLAG移管の功罪
XFLAGに移管し、間違いなく売り上げが上がりました。知名度も高くなりました。様々な作品とコラボも決定し、ダウンロード数も増えたことでしょう。
その代わりに失ったものもあるでしょう。
イベントの度に『コトダマン』を辞める人が後を絶ちませんが、2周年を目前とした現在、辞める人やペースを落とすと宣言する人が目立つように感じました。
本稿では、それに対する考えを述べ、最後に今すぐできる解決策を提示させていただきました。
コトダマン運営者がこの記事を読むとは思っていません。これを読んでいただいたプレイヤーのみなさんが考え行動するきっかけになればと思い投稿させていただきます。スマホゲームは運営とプレイヤーが一緒に作り上げていくものだと思っています。もっと運営に改善策を提案したり考えを表明したりしていくことで、双方にとってより良い環境になると思います。
(「お問い合わせ」からすぐ出来ます)
■ ソシャゲ疲れ
以前「ソシャゲ疲れ」の記事を取り上げました。
(参照記事)コトダマンはソシャゲ離れの波を乗り切れるか - コトダマデイズ
課金を強いられ、長時間イベントに参加しなければならなくなることで、やる気が失われていく、という内容です。
『コトダマン』もその方向に突き進んでいるようです。
破滅級はエンドコンテンツとして末長く遊んでもらうよう設定されているのはわかります。
ですが「コトダメン ~LOVEキュンコトダマスターズ2~」の魔級トキメキのような難易度と単調さで、宿題による獲得数も少ないイベントを期間限定にするのは「ソシャゲ疲れ」を促進するだけだと感じました。
Twitterのタイムラインでもそのように発言する方が何名かいらっしゃいました。
去年のエイプリルフールが盛り上がっただけに、今回のイベントは不満の声が多かったです。
(キャラクターに罪は無いですね)
■ スマホゲーのライバルとは
スマホゲーは次から次へと生まれては消えていきます。2年間も続いているのはすごい方なのです。話題作だったのに1年持たずに配信終了になったタイトルがいくつか思い浮かぶ方も多いでしょう。
これらのスマホゲーが他のスマホゲーに負けたという見方だけでは分析が足りないと感じています。
ここで質問です。
みなさんは、1日の内にスマホに何時間触れていますか?どのアプリにどれぐらいの割合でアクセスしているでしょうか。
Twitter。YouTube。Line。Facebook。Amazon。などなど、様々なことにスマホを使っているでしょう。
もちろんいろんなゲームに時間を使っている方も多いでしょう。
では『コトダマン』に使える時間はどれぐらいあるでしょうか。
そして、そんな現代の状況の中、長時間奪われるイベントが起こった場合、どのようなことが考えられるでしょうか。
- 他の時間を減らしてでも『コトダマン』に費やす
- 他の時間は減らせないので他のゲームを減らす
- 他の時間は減らせないので『コトダマン』を減らす
いろいろ選択肢があります。
『コトダマン』に費やす人、他のゲームを減らす人は、『コトダマン』がとても大好きな人です。
ですが『コトダマン』が大好きな人の中にも、他の時間が減らせない人は大勢います。仕事、家事、育児、介護などなど、隙間の時間を見つけてプレイしていた人たちは、これ以上『コトダマン』に時間を費やすことが出来ない状態なわけです。そこでさらに時間とお金を使うよう強制されたと感じたら、もう脱落するしかありません。
これについての反対意見として時々「だったらガチャをしなければ良い」というのがあります。
ガチャゲー化を加速させ、満福作り以外に遊び方を提供していない状況で「ガチャをやらなければいいだけ」という反論をするのは、現状を見過ごしサービス終了を近づかせるだけです。
そこで「言葉解放もあるじゃないか」という意見もあるでしょうが、言葉解放には多くのターン数が必要で、隙間時間で遊ぶには効率が悪いと感じるでしょう。
(10ヶ月前の言葉解放改善案ですが何も届きませんでした)
話を戻します。
「スマホゲームのライバルは生活スタイル」です。つまり、いかに生活スタイルの邪魔をせずにスマホゲームに時間を使っていただくかが大事なのです。
■ 新型コロナウイルスによる活動自粛
現在世界規模で新型コロナウイルスによる被害が拡大しています。
日本政府は活動自粛を訴え、飲食店やスポーツジムなどが売り上げ激減で苦しんでいます。
その点スマホゲームは強みがあります。家にいる時間が長いと必然的にスマホに触る時間も増えます。
『コトダマン』を遊んでもらえる機会も増えるわけです。前項で挙げた隙間時間を多くいただけるチャンスです。
そこで僕は、公式アカウントと中村プロデューサーのTwitterアカウントに「外出自粛中の方が多いので消費体力半減などで多くの方に遊んでいただくのはどうでしょうか」と提案しました。
お問い合わせへの提案では遅いと思ったので直接リプライを送ったのですが、何も反応がありませんでした。
この提案は直接売り上げを増やすものではありませんが、プレイ時間やログイン時間を増やすと共に、コトダマン運営への評価を高めるものです。
4月5日8時現在も特に動きが無い状態です。もしかしたら今後何かを考えているかも知れません。
以前でしたらスピード感がある対応をしていたと思いますが、XFLAG移管後は自由に動けなくなったのかも知れません。
「コトダマンが活動自粛に貢献」となると良いですね。
そのために魔級トキメキを用意した、と言われたら「自由度が低いんです。そういうことじゃないですよ」とお返しします。
■ 今こそアンケート実施を
不満がたまり辞める人が出てきた今こそアンケートを実施すべきだと思います。
ユーザーのみなさんはいろんな想いを抱きながらプレイしていると思います。
今にも辞めようかという方もいるでしょう。
そういった方々に意見を吐き出してもらうことで、コトダマン運営も得るものが多いですし、ユーザーのみなさんも考えをぶつける相手ができてストレスを軽減できるでしょう。
ゲーム自体のシステムを変更することに比べたら短時間で実行でき、多くのものを得られる施策です。
そのためには軽いアンケートではダメで、芯を食った内容でなければなりません。
Reproの技術を活かし、現状何が良くて何がダメか、今後どのようなゲームになって欲しいかなど、ユーザーが抱えているいろんな想いを吐き出させることが重要だと思います。
(Reproについての参照記事)もう少しだけ続けてみませんか? - コトダマデイズ
他に、ネット座談会を開催するのも良いと思います。
リアル運営会議は東京と大阪だったので参加できなかった人が多いでしょう。
そこで、少人数でネット運営会議を複数回行い、いろんな方の考えを聞ける場を設けるのです。新型コロナウイルスで外出自粛中の今だからこそ、ネット運営会議で意見交換をするのが、プレイヤー以外の方々へのアピールにもなります。
たいらPやナメカタAPが相手じゃなくて良いので、運営スタッフさんと話し合えるというのが大事です。
僕はナナ公さんのネット運営会議に参加させてください。絶対です。
(ティリル、真面目さを台無しにしがち)
■ 満を持して大型アップデート
意見をまとめたらプロデューサーレターで暫定的でも良いので方向性を示し、大型アップデートでどのようなことをするかプレイヤーに提示します。
賛成意見や反対意見があるでしょう。それらの意見を参考に微調整していけばいいと思います。
「ソシャゲ疲れ」のプレイヤーは、今後もずっと同じことの繰り返しなのかと感じています。
コラボが続き課金欲を刺激され、季節ごとのイベントで時間も奪われる。周回したところでエンドコンテンツへの参加権キャラが増えるわけでもない。
こうなると労力に見合った成果を得られないと感じるのも当然のことだと思います。
そこで、プロデューサーレターで「大型アップデートでまったく新しいコンテンツを検討中です」と発表してもらえれば、コトダマン好きに刺さります。
個人的にはクイズ型コンテンツが嬉しいです。強い敵に最新のガチャキャラを引いて倒す、という遊び方以外のものを期待してます。
他にも、数多くある不具合の解消も行っていただきたいですし、ユーザーインターフェースの見直しもお願いしたいです。
プレイヤーステータス画面の実装も切望しています。満福キャラ数や討伐数、累計コンボ数、文字数ごとの言葉解放数など、一目でいろいろわかる画面が欲しいです。
そこに称号を実装したりするのも良いでしょう。
「ことだまり」がまだまだ不便なので、チャット内で使えるスタンプを獲得する協力イベントとか、「ことだまり」マルチで使えるスタンプの獲得イベントなど、まだまだおもしろくできます。
■ 最後に
このままユーザーに苦行を強いるような方向性では5年続くゲームにならない気がします。
現在はコラボごとに新規ユーザーを獲得し続けて、定着しなくても次のコラボで別の新規ユーザーを獲得。というのを繰り返している印象があります。
従来のコトダマンファンはイベントの度にファンじゃなくなって離れていきます。現環境について行けず離れる人もいるでしょう。
売り上げを伸ばさなければならず、コラボは確実で大きな利益を生むのかも知れません。
でもコラボは何作も続けて売り上げを伸ばし続けるとも思えません。
それよりも「コトダマン」を愛してくれる人を増やすことに注力していただきたいです。
そのためには、多くの方が運営に意見を出し、今どんな想いでプレイし、今後どのようになって欲しいかを伝え続けることが大事だと思います。
運営協力者のみんなで『コトダマン』を作っていきたいです。