言葉削除について過去にも2回記事にしています。
下記の画像のツイートから見解の相違が生じました。
実際に削除されたかどうか、元々ゲーム内に存在していたかどうかは調べようが無いので、削除された前提で話を進めます。
■ わざわざ見つけ出して削除申請をする意味とは
一番疑問に思ったのは、「削除申請があったのか」という点です。
もしコトダマン運営が自発的に見つけ削除したのだとしたら、ユーザーとしては不本意ながらも運営方針に従わざるを得ません。
ただ、運営以外の人物が上記の言葉の存在を調べて、その上で削除申請依頼を出しているのだとしたら、その執念には怖いものがあります。性にまつわる言葉は全て消さなければ気が済まないということなのでしょうか。
■ 見たくないものを消せば世の中が良くなるか
僕の考えは「元々登録されている単語をあえて削除する必要が無いのではないか」というものです。
辞書に載っている単語で性にまつわるものがあったら、すべて辞書から消さなければ気が済まない、というのは違うと思うのです。
「子供の目に触れたらどうするか」という意見もありますが、同意なく性的な行為をしてはいけないということは絶対に教えるべきことです。「強姦罪」は量刑に関係無く最悪の犯罪だと教えるべきことです。子供の目に触れてはいけない言葉ではないと思います。
(現在は強制性行等罪と呼ぶようです)
「強姦された人物が削除依頼をしていたらどうか」という質問を受けました。
それは削除すべきです。当事者がそのように訴えているのであれば運営の判断は正しいと思います。
ただ「強姦された方に配慮して削除すべきだ」という考えは承服できません。大きなお世話だと思います。勝手に当事者のつらさを汲み取り先回りして手配するのはおこがましいでしょう。「強姦罪」という単語を削除すれば傷が癒えるとでも言うのでしょうか。
窃盗罪をした犯罪者のせいで店がつぶれて自殺した方もいるでしょうし、戦争で親族を亡くした方もいるでしょう。餅をのどに詰まらせて亡くなった方もいるでしょう。
これらを配慮し「窃盗罪、戦争、餅」を削除すべき、と思えるでしょうか。
ツイッター上のやりとりでうまく会話が成立しなかった原因として「強姦の良し悪し」に論点が移ったように感じられました。
僕としては「辞書にも載ってる法律用語をなぜ消すのか」という問いかけだったのですが。
■ ゲームとしてできること
ある方の意見で、言葉判定に年齢制限を設けてはどうか、というのがありました。
どんな言葉も不快に感じ削除申請を出しまくる人が今後出現しないとも限りません。
確かにユーザーがどこまで言葉判定させるかを選べるのは良い案だと思いました。
躍起になって性にまつわる単語を削除申請しまくってる人がいるかも知れないので何もお願いすることはありません。
削除されたかどうかに関係なく、言葉に対して深く考えるきっかけが、僕を含め多くの方に訪れるのを願っております。