コトダマデイズ

ゲームブログです。

言葉削除には熟議を

以前から言葉削除に対して反対意見を持っています。

ことば削除に反対です - コトダマデイズ

「言葉を削除する」という行為に対し、コトダマン運営は軽く考えているのではないか?という疑念が深まりました。

理由は「しばき隊」「ソープランド」「ソープ嬢」という単語が削除されたらしいからです。

(実際に確認したわけでは無いため、もし削除されていなかったら謝罪致します)

 

「しばき隊」は「対レイシスト行動集団」の通称です。在日韓国人在日朝鮮人などを人種差別する人たちに対して「そんな差別は絶対に認めない!」と批判する人たちのことです。

つまり、見方によっては「対レイシスト行動集団しばき隊を言葉削除するということは、差別主義者を認めるのか?」と憤る人がいるかも知れません。

(僕とかね)

 

ソープランド」は法律に定められた特殊浴場ですし、そこで働く女性「ソープ嬢」も当然法律で認められているわけですから、この2つの単語を削除する理由がわかりません。

この2つを削除するということは、職業差別を奨励しているとも受け取られ兼ねず、実際にソープランドで働いている方々やご家族の方々に悲しい思いをさせる行動だと思います。

この件に対してお問い合わせを送りました。以下の内容です。

■ しばき隊について

いつも楽しく遊ばせていただきありがとうございます。

以前から定期的に言葉が削除されていますが、なぜ削除されるのか理由が理解できないものも多いように感じられます。

今回「しばき隊」が削除されました。

差別主義者を批判する団体の通称が削除されてしまうと、「差別主義者を認めるのか」と感じる人も出てくる可能性があり、その場合コトダマン運営に取ってマイナスな印象を持たれてしまいます。

お願いとしましては、言葉削除の基準を「間違った表記」に限定し、削除依頼に対しては慎重に熟議を重ねてから決断していただきたい、ということです。

広辞苑に載っている単語はすべて収録する、くらいの懐の深さを示していただきたいということも併せてお願いさせていただきます。

ことば遊び以上に、言葉について深く考え学ぶきっかけに本ゲームがなることを強く祈っております。

ソープランドソープ嬢について

いつも楽しく遊ばせていただきありがとうございます。

以前から言葉削除が行われていますが、「ソープランド」と「ソープ嬢」が言葉削除されたと聞きました。

もし削除されたのだとしたら理由と言葉削除の信念、主義主張をお伺いしたいです。

ソープランドは法律的にも認められた浴場です。もちろんソープ嬢も法律的に認められた職業です。

これらを削除するのは職業差別なのではないでしょうか。

さらに、ゲーム中は「そおぷじょう」「そおぷらんど」というデッキ運用が必要であり、通常プレイ時は出現しないワードでもあります。

つまり未成年のユーザーがうっかり見てしまうようなものではありません。

・職業差別を推進する恐れがある点

・通常プレイ時では見られない単語である点

以上2点から、言葉削除に反対すると同時に、言葉登録をお願いしたいと思います。

言葉を削除するという行為は大変難しいことだと思います。

言葉に対し真摯に向き合い、熟議に熟議を重ねてから削除や登録を決断していただきたいです。

お忙しいとは思いますが「ソープランド」「ソープ嬢」の件以外にも、削除に対しては慎重にお考えいただければと思います。

よろしくお願い致します。

 

■ 思考を止めるな!

言葉を削除したからと言ってその物事は消えません。深く考えるきっかけを奪うだけです。

実際に在日韓国人在日朝鮮人の人たちは「韓国人だから、朝鮮人だから」という理由だけで差別されています。「しばき隊」という単語を消すことは、差別主義者や、差別主義者を批判する人たちがどのように戦っているのか知るきっかけを奪うことでもあります。

ソープランド」「ソープ嬢」という単語を消すことは、実際に働いて税金を納めてくれている人たちを無いものとして扱う行為です。

人種差別や職業差別はあってはなりません。

こんな簡単なことなのに、「しばき隊ってなんかヤバイらしいよ」とか「ソープ嬢ってなんかアレだよね」みたいな浅い考えで言葉削除をしているように思えてならないのです。

熟議に熟議を重ねていれば削除するはずがありません。差別を認めると宣言する企業がありますか?

 

どんな言葉を話すか、言葉に対してどう考えているか、逆にどんな言葉を使わないか、言葉に対し深く考えないようにしているか、などなど、「言葉」に対するスタンスの取り方で人となりはもちろん、企業の思想も見えてきます。

安易に言葉を削除する行為は企業に取って大変危険であることを今一度深く考えていただくとともに、みなさんにも「言葉を削除する、削除依頼をする」という行動に対して、それが何を意味しどんなことを発生させてしまうのか、ということを考えていただきたいです。

 

言葉を守るということは人々の信念を守るということでもあります。